<天草から>
残暑お見舞い申し上げます、と書いていたのはお盆直前でしたが、未だに残暑が厳しい今日この頃です。皆様はいかがお過ごしでしょうか? さて、私事ですが、コロナも 5類に移行したことを機に学芸員資格取得のための勉強を再開しました。といっても後は実習科目のみだったので、八代市立博物館に申し込んで、8月末から 9月初めまで実習を受けてきました。実習では実際に鎌倉時代の仏像や中世城郭跡から出土した瓦などを扱い、貴重な体験がで きました。私や他の実習生が作成した展示が実際に使われているそうで、見に来てほしくもあり、見に来てほしくもなしといったところです。 実習中は八代市内のビジネスホテルに泊まっておりました。朝から散歩していると、海の向こうに天草が見えるのですが、外から見ると中々の威容を誇っております。写真は実習の休みだった9月3日に水俣の矢筈岳から撮影したものです。

普段は牛深から東シナ海を見ておりますので、天草というと外に開けた島と思ってしまいますが、八代から眺めてみると、意外と近いように感じます。また、御所浦島など大小の島々が点在しており、波も穏やかで瀬戸内のようでした。博物館には天草へ渡る定期船の写真もあり、天草高校出身の学芸員さんもおられるなど、天草との縁を感じました。そんな内海・ 八代海ですが、今年も赤潮被害が発生しています。福島に限らず、消費地・関東にお住いの皆様には日本全国津々浦々の物を食べて応援していただけるとありがたいです。「天草水産物」、「牛深水産物」などで検索していただくと、結構通販でも取り扱いがあります。よ ろしくお願いします。
                   中村 蓮さん(2023年9月) 

 <東京から>

先日ついうっかり転倒して左足を骨折し、しばらく松葉杖生活を送っていました。骨折自体は軽度のもので、2ヶ月もすれば完治するようですが、この間慣れない松葉杖を使って生活するなかで、バリアフリーについて考えさせられました。

松葉杖を使っていると普通の移動もたいへんですが、エレベーターがない建物では階段の上り下りに苦労しました。また大きな段差だけでなく細かい段差にも躓きそうになります。建物内の手摺や電車内の優先席にもかなり助けられましたし、周囲の方々の優しいご配慮もありがたかったです。

松葉杖を利用するだけでの軽度なケガでもこのようなことになるのですから、普段より支援を必要とされる方がどれほど不便な経験をしているか、初めて身をもって分かったような気がします。

                    Y・Hさん                            (2023年8月)


 <天草から>

 

58日に新型コロナウイルス感染症が第5類に引き下げとなってから、少しずつではありますが、コロナ禍以前の生活に戻りつつあり、少々の不安と3年前の賑わいが戻りつつあることに喜びを感じています。

 私が天草へ戻り、早くも4年目に入りました。仕事にも大分慣れ、自分の業務以外に会社全体のことを任せていただけるようになり、やりがいを感じながら毎日の業務に取り組んでおります。

 天草の近況報告をさせていただければと思います。

2月下旬に天草未来大橋が開通となり、つい先日までにぎわっておりました。

これまでの交通渋滞が嘘のように大変スムーズに通勤できるようになり、大変快適です。

皆様も天草へ帰省された際はぜひ未来大橋を渡られてみてください!

4月には桜も満開となり、西ノ久保公園に花見に行った際には多くの子供連れのご家族で

大変にぎわっており、コロナ禍以降久々に賑わいが戻ってきたと感じました。

その他には、最近は東京に本社を置く企業が天草へ出展するケースが多くみられるようになりました。

コロナ禍で新たに根付いたリモートワークの働き方により、天草が今後、より発展していくきっかけとなるのではないかと非常に期待を膨らませております。

以上、天草の近況になります。

 長くなってしまいましたが、皆様時節柄ご自愛ください。


↑十万山頂上からの景色



↑季節は過ぎましたが、十万山の桜
                     Y.Kさん
                         (2023年6月)



 <天草から>

牛深でイルミネーションが開催されています。

熊本日日新聞等でも報道されていますが、天草ロマンティックファンタジーの一環として牛深ハイヤ大橋が10色にイルミネーションされています。



橋の真下、道の駅・海彩館周辺もライトアップされており、そちらと合わせて楽しめるかと思います。

また、昨年に引き続きうしぶか公園の日本庭園もイルミネーションがあり、


さらにうしぶか公園の上の方(遠見番所跡など)まで足を延ばしていただくと、港町の夜景とハイヤ大橋のイルミネーションが一望できるので、お勧めです。



中村 蓮さん
                         (2022年12月)


 <東京から>                  
年来のコロナ禍が一向に終息する気配を見せないまま、2年近く天草に帰省できない日々が続いています。なかなか気が滅入りますが、時折目にする地元の話題などに励まされています。

さて、コロナ禍もあって花見ができなかったこの春、ふと天草の十万山の桜を思い出しました。私の最も古い記憶の一つが桜の花で、これが十万山の桜か、殉教公園の桜か、あるいはそれ以外の場所の桜なのか、定かではありませんが、今でも満開の桜を見ると地元の記憶が思い起こされます。十万山の桜も、天草にいた頃は幾度となく見た景色ですが、やはり懐かしくなるものですね。

桜繋がりでもうひとつ。今年、中央競馬の「桜花賞」に、熊本生まれの競走牝馬「ヨカヨカ」が出走しました。9割以上が北海道生まれで、北海道生まれとそれ以外では実力差が天と地ほどあるといわれる競走馬の世界で、熊本生まれの競走馬がGⅠに出走するのは快挙であるようで、久しぶりに地元の明るい話題を目にした気がします。その後、ヨカヨカは短距離路線で目覚ましい成績を収めており、個人的に注目しています。

この一文を草した6月中旬は、もう夏の気配を感じる蒸し暑い南風が東京にも届いています。来年の春こそは、これまでのように桜を見られることを願いつつ、桜花寸感の筆を擱きたいと思います。
                           Y.Hさん
                         (2021年6月)


 <東京から>
厳しい寒さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
私は現在、企業とユーザー間の体験を創る、謂わば「イベント/展示会/商業空間」を創る会社に勤務をしております。
会社の現状は如何せん新型コロナウイルスの影響によりダメージが大きいということは言うまでもありません。
ですが、1番打撃を大きく受ける業界にいるからこそ企業の動きがわかることもたくさんあります。例えば下記のようなことです。
・今後のお店の方針や空間をどう設計すればいいのか(大手化粧品メーカー、大手旅行代理店より)
・安全を確保できるようであればイベントや大会を実施したいがどのような開催が望ましいのか(携帯キャリア会社より)
このようなご要望に応えていくのが私の仕事です。特に私は新規のお客様に向けた営業がメインになります。
 さて皆さま、改めてこの1年間を振り返ってみていかがでしたでしょうか。私は正直ストレスに感じることが多くなったなと感じています。(もちろん心身ともに元気です!)
例えば緊急事態宣言時は「オンライン飲み(zoom飲み)」なるものが一時的に流行りましたし、あらゆる接点がオンラインになっていきましたよね。(ミーティング、セミナー、イベント、お買い物などなど)
場所や移動に囚われことがなくなり、効率は上がっているのかと思います。とは言いつつも面と向かって人とふれあう機会が減り、何か物寂しい気持ちもするかと思います。
今後私はこの後者のネガティブな感情を出来るだけポジティブに変えるような体験を会社を通じて社会に実装していきたいと思っています。
不要不急という言葉がありますが、不要不急の中に本来人がふれあう本質的な豊かさもあったりします。感染拡大の助長をしてはいけないことは大前提ですが、不要不急という大きな言葉でまとめず、細かい部分まで分けて考えること、そして本来の豊かさをしっかり考え抜き社会に豊かさを還元していきたいです。温かい社会にしたいと思います。
この辛い時期が無駄ではなかったと言えるために全力で精進してまいります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
                         琴原 成啓さん

                                 (2020年12月)


 <天草から>
新社会人になり、早くも1か月が経ちました。久々の天草での生活に安心感を覚えつつも、新しい生活の変化についていくので精一杯でもありましたが、学びの多い日々を過ごすことができ、とても充実しています。
私は大学での4年間を関東で過ごしていました。そのため、天草に帰省する機会もなかなかありませんでした。久々に天草で生活をしてみて、海がとても綺麗であったり、自然が豊かであったりと地元の良さを改めて実感しています。先日、十万山に登る機会があり、その時に頂上から見た景色がとても綺麗でとても感動しました。高校生の頃は部活の走り込みなどで何度も訪れていた場所ではあったのですが、その景色が当たり前に感じており、そんなに感動もしなかったのですが、改めて見てみるととても良いところなのだと実感しました。現在は新型コロナウィルスで大変な時期ではありますが、天草のことを少しずつお届けしていけたらと思います。

写真は天草五橋から撮影した朝焼けです。

                           Y・Kさん
                                  (2020年5月)


 <天草から>
後輩たちの活動を紹介します

天草市では、現在、若い世代のまちづくりの取組みとして、拓心高校生がSBP事業に取り組んでいます。
SBPとは、「Social Business Project」の略で、地域の課題をビジネスの手法を用いて解決しようという試みです。天草では、平成30年3月に拓心高校で行われた、同事業を全国で展開しておられる一般社団法人未来の大人応援プロジェクト代表理事・岸川政之氏の講演会をきっかけに、拓心高校が同法人、本渡まちづくり協議会、天草市と協力して進めているものです。
拓心高校の取組みはまだ始まったばかりですが、天草を全国にPRするオリジナルたい焼き「あまりん焼」、三重県立南伊勢高校南勢校舎と共同で行う非常食開発を進めていく予定です。1月15日には市役所本庁舎にて南伊勢高校とキックオフ宣言を行い、この模様は朝日新聞、読売新聞の地方版、NHK熊本放送、熊本日日新聞でも報道されました。
事業を始めた4月から高校生はかなりの成長をしており、感心するばかりです。
関東圏に進学された皆様にも、後輩たちの活動を応援いただければ幸いです。

                                 中村 蓮さん
                                  (2020年2月)

<東京から>
世間では、間もなく開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けた関心が最高潮にあります。国立競技場の改修・新築からお台場の海の衛生問題など、何かと不穏なことが報道されていましたが,古典落語の「大工調べ」よろしく「細工は流々、仕上げを御覧じろ」。種々の問題が杞憂になることを願いつつ、観戦客の賑やかさから逃れたいという気もしますが、兎にも角にも私自身も7月の開幕が楽しみです。
さて、今年はオリンピック・パラリンピックに合わせて体育の日(スポーツの日と改称されるようですね。)が夏に移動します。私はこれといったスポーツはしていないのですが、5年ほど前から登山を始め、それと同時期に8月11日が「山の日」として制定されたこともあり、近年の登山ブームに乗って、主に夏山を歩いています(冬山登山にはまだ手を出せておりません。)。東京からだと、北は安達太良山や谷川岳,西は金峰山や瑞牆山など、深田久弥の百名山に選ばれた山々が新幹線等を使えば日帰りで行ける距離にあります。多忙な日々を送りつつも、夏空のもと稜線を歩けば疲れが吹き飛びます。今夏こそ東京の喧騒を避けて、清涼な風吹く南アルプスを歩くのも良いかもしれません。
                           Y・H
さん
                                  (2020年2月)


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